
2024年2月8日(木) 14:00-17:00
横浜みなとみらいのアライン・テクノロジー・ジャパン・トリート合同会社にて
インビザライン・ファーストにフォーカスした「クリンチェック治療計画の効率的な作成方法」を徹底的に学ぶ集中プログラム講演を行ってまいりました。
ブートキャンプの趣旨

invisalign Firstに特化し、クリンチェック治療計画がどのような工程とルールでサポートされるのかという知識の習得を目指していただくための内容でした。
先生方が実際に指示したクリンチェック治療計画の変更が、CADデザイナーの手で修正されたことをセミナー内で解説し、明確な変更指示でご要望通りのクリンチェック治療計画が反映されることをご体感いただくことが出来る内容となっていました。
これ機会にぜひ予測実現性を高めるクリンチェック治療計画を作るヒントを得ていただき、先生のクリンチェック治療計画にかける時間を短縮、診療の効率化につながる内容になったかと思います。
症例相談
今回、参加していただいた40名の歯科医師の先生の中から、お一人の先生に実際の患者様の症例をご発表いただきました。
ご相談の内容
成長期における上顎前突症の患者さまの症例でした。
成長期における上顎前突症例では、
1)上顎基底部が前方に過成長のタイプ
2)下顎基底部が劣成長のタイプの2つに分類されます。
1)であれば上顎の成長を抑制しつつ成長を待ちます。永久歯がすべて萌出完了した時点で上顎歯列の遠心移動による治療か、あるいは上顎の片顎抜歯による治療かに移行します。
2)であれば下顎の前方への成長を促しながら成長を待ちます。永久歯がすべて萌出完了した時点で上顎歯列の遠心移動による治療か、あるいは上顎の片顎抜歯による治療かに移行します。
成長の分析
どのような治療計画にするかは、最終的にどのような咬合の完成を目指すかによって決める必要があります。
そのためにも頭部エックス線規格写真による診断は欠かせません。

講演の内容
3時間のブートキャンプの中で1時間程度のお時間をいただき「予測実現性を高める処方書&治療方針、特記事項の指示、モニタリングとリカバリーテクニック」について講演させていただきました。

今回のブートキャンプや講演を経て、聴講された先生方が少しでも成長期の矯正治療について理解を深めていただけていれば幸いです。






